ベルリン&アートをめぐる旅その① 出発&第1日目
初めてのドイツ出張に絡めて夏休み取得。
ベルリン~ミュンスター~カッセル~ヴィースバーデンを約10日で廻った旅行記です。
1年半ぶりのドイツへの出発。
今回は全てホテルだし、夏なので荷物も少なめでいいやと久しぶりにバックパックででかける。
これで約10日分。ちょっと荷物は少なめか。
10:00のルフトハンザだったので比較的ゆっくりでOKだったはずなのに、朝4時には目覚めてしまい、朝5:40のバスで関空へ。
6:30には関空着。早めにチェックインしとけばいいやーと思っていたのだけれど、お店もチェックインカウンタもどこもオープンは7時から。ガランとした出発フロアでぼんやりとカウンターが開くのを待つ。
カウンターはガラガラ。1フロア下のお店もほとんど開いていない。
めっちゃ早くチェックインしたので、出発まで2時間近く持て余す。
せっかくなのでラウンジでまったりしていると目の前にはANAの飛行機が。エンジニアの人かな?コクピットの窓を開けて窓ふきしてた。
コクピットの窓って普通に開くのね。ハメゴロシだと勝手に思っていた。
私が乗る飛行機はこっち。
そして定刻通り飛行機はドイツに向かって出発。
エコノミー席3列シートの通路側。隣は新婚旅行らしきカップルで、イタリアツアーの行程表みたりガイドブックみたりと楽しそう。一人は気楽だけどこういうキャッキャした感じ、一度は体験してみたいわーと思いつつ機内を過ごす。
前回ANAで香港に行った時の機内食がなかなか良かったので今回もグルテンフリーの特別食を頼んでみた。
が、お魚には全く味がなく、すべてレモン風味であんまりおいしくなかった。やっぱり日系とは違うよね。。。
1食目。
2食目。
機内では映画を3本。
本能寺ホテル、Rommbock、グレートウォール。どれもなかなか面白かった。マットデイモンがこんなアクション映画に出るなんてちょっと意外だったけど。
14:00過ぎにフランクフルト(M)国際空港に到着。ANAのプラチナステータスをもらえたので今回はラウンジにも行ける!ということでトランジットの合間にラウンジ探検。今まで縁がないと思って気にしたことなかったけど、この空港広いだけあってルフトハンザのラウンジがめっちゃいっぱいあるのね。初めて気が付いた。ほんの少しの時間だったけどコーヒー飲みつつ日記など書く。あとせっかくなのでソーセージも食べてみた。まぁ普通のお味。
18:00過ぎにベルリンテーゲル空港着。ここでボス&同僚と合流。
タクシーでホテルに向かう。
今回のホテルは、アレキサンダープラッツにある、パークイン ラディソンブルホテル。タクシーで「パークインホテルに行きたい」というとすぐにOKとの返事。かなり有名なホテルらしい。
ホテルの部屋もなかなか広くて快適。
窓からはランドマークのテレビ塔も見える。
少し休憩してボス&同僚と再び合流。タクシーでソニーセンターのあるポツダマープラッツへ。晩御飯の前に少しだけ観光。
約19年ぶりのベルリンはすっかり景色が変わってしまって、記憶に残っているところはほとんどなかった。当時はできたばっかりのユースホステルに泊まってうろうろしたんだったよなー。この広場にも来たはずなのに全然景色が違って別の場所みたい。
まずは国会議事堂。
そしてホロコースト記念碑。
本当は記念館にも入りたかったけど、みんな興味なさそうだったのであきらめて記念碑のみ。
晩御飯はソニーセンター内の醸造所兼レストランLindenbräuへ。
まずはビールを注文。サラダとシュニッツェルにシュヴァイネハクセ。
3人で分け合ったけどかなりボリュームが多かったうえにシュヴァイネハクセは皮もお肉もカチカチで少し残してしまった。
3人で90ユーロほど。
とりあえずビール飲んでたくさん食べておなか一杯。
再びタクシーでホテルに戻り、就寝。
直接民主制のためのバラ
7月に、出張にくっつけてドイツに行ってきた。
もう何度目か数えるのもやめちゃったし、なんでそんなに通うのかも分からなくなってきたけれど、それでもドイツには時々行きたくなる。
今回は仕事の関係もあってベルリンからスタート。
ミュンスター、カッセル、ヴィースバーデンとめぐってきた今回の旅は、なぜかずっとヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys)がそばにいた。
最初の出会いはベルリン。
なぜか突然ボスが行きたいと言い出して訪問したハンブルク駅。
朝から歩き疲れていたうえに、結構な広さがある館内(構内?)で、ざっと流し見している程度だったのだけど、何となくあれ?と心にのこる名前だった。
次の出会いはカッセル。
ここは言わずもがなのDocmentaの開催地。これを目的にこの街に来たんだから当然触れる、7000本の樫の木。今回は、その樫の木の枝を切り取って接ぎ木する映像作品も観た。
この旅の間中、ほかにもいろんなところでJoseph Beuysは私の目の前に現れていた。
特にはっきり意識しているわけでもないのだけど、なぜかそこここで気になる存在になっていった。
そして、帰国する当日空港へ向かう直前に立ち寄ったヴィースバーデンで出会った作品を見て彼は私の頭の中にはっきりと居座る存在となった。
その作品は、Rose für Direkte Demokratie。
「直接民主制のためのバラ」とか「直接民主主義のための薔薇」と訳されている。
メスシリンダーに活けられた1本のバラの花。
ただそれだけなんだけどなぜか妙に心の中に引っかかった。
この放っておいたらすぐに枯れてしまいそうな一輪の切り花は本当に大切ででも脆くて危うい私たちの自由の象徴だと本当に実感できたから。
うちの祖母は今年97歳になる。
最近は足が悪くて外出できないけれど自分で動ける間は欠かさず選挙に行っていた。
「自分が若いころは女性には選挙権がなかったけれど、今こうやって参加できることはありがたいこと。権利はきちんと正しく使わなくてはいけない。」と言って毎回一緒に投票に行っていた。
ボイスのバラを見たとき、その言葉がふと心に浮かんで離れなくなってしまった。
私が生まれるほんの少し前なのに、自由も今ある権利も当たり前じゃなかった時代があった。私が生きている間にまた自由も権利も当たり前じゃなくある時代が来る可能性もゼロではない。だから、それを失わないように毎日ちゃんと見守って必要があれば水を変えて手入れをしていかなくてはいけないのだ。家の片隅に飾ってある一輪の生け花と同じように。
ドイツ語も英語もあまり得意ではなくネット上に日本語の詳しい解説も見つけられなかったのだけど、なんとなくそんなことが心に残り、そして大切なものからは目をはなさず淡々と手入れをしていかなくちゃいけないんだと。そんなことを考えさせられた作品だった。いつまでも気軽にドイツに遊びに行けるような世の中が続きますように。次ドイツに行ったときにもまたヴィースバーデンに足を運んでバラがきちんと活けられているか確認しに行こうと思った。
ヴィースバーデン博物館
http://www.museum-wiesbaden.de/
今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」
宿泊記というほどでもないヒルトン大阪宿泊記 その2
初めてのヒルトン大阪から約2週間後。
ゴールドカードもちゃん届いて、アプリにステータスも反映されてから再び宿泊してみた。
夕方までの用事を済ませて19時ちょっと前にチェックイン。
予約したのは前回とほぼ同じタイミング、ステータスが反映される前だったのでどんな対応になるのかとドキドキ。
今回はオナーズ専用っぽいカウンターでチェックイン。
「よろしければエグゼクティブラウンジが使えるお部屋にアップグレードできますよ」とオファーいただきました。
が、あいにく喫煙ルームしかないとのことで今回は残念ながらパス。
それでも、当初予約していた部屋よりもちょっといいお部屋にアップグレードしてくれた。
すごいな、ゴールド会員のパワー。
そしてお部屋へ。
室内の配置は前回とおんなじなんだけど、ちょっとだけ導線が狭く感じた。
けれど今回も清潔快適いい感じ。
そして、高層階にアサインしてもらったので窓から見る景色も前回とは違っていい眺め。
部屋の奥のソファでゆったりしながらきれいな夕日が見られた。
そして晩御飯。
前回はルームサービスにしたけど、今回は1階のカフェに挑戦。
アボカドシュリンプのサンドイッチと箕面ビール。
本当はステーキ食べたかったんだけど、300gのメニューしかないらしく、ハーフポーションとかもできなさそうだったので断念。
サイズは小さく見えるけれど、具がしっかり詰まっていてなかなかの食べ応え。
ちょっとおなかを満たすには十分なサイズでした。味も優しめでおいしい。
半袖で行ってしまったけれど、空調がしっかり効いていてちょっと寒かったので羽織るものは必須な感じだった。
箕面ビールにはおつまみもついてきたので、軽くつまみつつ1時間ほどまったり。
婚活お見合い風の男女とか、外国人風の家族連れとか、商談してるぽいビジネスマンを眺めてるとあっという間に時間が過ぎてしまった。
そして部屋に戻ってバスタイム。
一応トイレとはセパレートの洗い場付きのバスルーム。
ゆったり広々としたバスルームですごくいい感じだった。
室内がちょっと狭く感じたのは、このバスルームでちょっとスペースとってしまったせいかなという感じ。
こんなにいい感じのバスルームあるんだったら、バスソルか何か持ってくればよかったなと後悔しつつお湯を張ってしっかり温まる。
お風呂上りには、ゴールド会員向けにサービスされたお水で一服。
満腹、ぽかぽかで、すぐに眠りにつきました。
翌朝は、7時ごろ起床。
出かける準備をパパっと整えて8時頃に朝食会場 2階のチェッカーズへ。
部屋番号を伝えるとすぐに席に案内してくれた。
案内された席はバックヤードの出入り口そば、隅っこの席でちょっと落ち着かないなー、とちょっと残念に思ってしまった。
しかし、これも無料でサービスしてもらっているものだし贅沢言ってはいけませんね。メニューは和洋種類も豊富でどれを食べるか迷うくらい。
あれこれ悩んで結局こんな内容に。
サラダとハムとチーズとパン。いつもとおんなじド定番。
それでもいつもの朝食に比べたらしっかり食べておなか一杯。気づいたら1時間近く席を占拠してしまっていた。
慌てて席を立ってエントランスに向かうと、朝食待ちの長い列。私はたまたまタイミングよく入れたみたいだけど、一人で席を長時間占拠してしまい、申し訳ない気持ちで部屋に戻る。
おなか一杯になった後は、荷物を持ってチェックアウト。
チェックアウトのカウンターの方もとっても対応丁寧だったし、ドアマンの方もタクシーの手配などいろいろ手厚くサービスしてくださって大満足。
1回目の宿泊の時も十分満足できる対応だったけど、ゴールドステータスで泊まった今回はさらにリラックスできた宿泊となった。
次、いつ行けるかはまだ未定だけど、絶対また泊まりに行きたいなー。
宿泊記というほどでもないヒルトン大阪宿泊記
毎日旅のことばっかり考えているし
時々旅に出たりはしているけれど
そういえば、いつも行き当たりばったりで結構お金も無駄遣いしているかもなぁ・・
と、ふと思った。
そこでお得な旅情報を調べてみたのだけど、世の中には「陸マイラー」という人々いるらしいということが分かった。
さらに、いろいろ調べてみると、これがまたなんだかめんどくさそう。
ポイントサイトでポイント貯めて、それをほかのポイントサイトに移行して・・・
ズボラな私には到底そんなことできないなぁと断念。
しかしちょっとくらいお得に旅がしたいということで検討した結果、
スカイトラベラープレミアと、ヒルトンオナーズVISAカードの2枚をつくることに。
これも本当はポイントサイト経由や紹介の方がお得なようだけれど、
知り合いもいないので普通に申込んで取得した。
今は、オンラインでサクサク手続きできるのね。ちょっと前まで用紙を取り寄せて郵送で送って・・・としていたのが嘘のよう。
とりあえず審査は通ったことは分かったところで、せっかちな私は早速泊まってみたくなってしまった。
ということで、地元のヒルトン大阪に宿泊予約。
公式アプリから予約して、事前にオンラインチェックイン。これまた便利な世の中になったものだ。
宿泊したのは8月16日。
会社のノー残業デーということで仕事終わりでそそくさとホテルに向かう。(会社から徒歩圏内だけど)
チェックインカウンターは空いていてすぐに対応してくれた。
「すでにオンラインでチェックイン済みでございますが、こちらのお部屋で会っていますか?」と確認されたが、よくわからず。
「多分あってると思いますが、初めて使ったので・・・」というと、「ちゃんとチェックインされていますのでご安心ください」と優しい笑顔で受け答え。
なんだかホッとする。
「今日はほんとに暑かったですねー」など雑談しつつチェックイン手続き終了。
そして、お部屋へ。
ベッドひろびろ。窓も大きくて明るくて清潔感もある。
ちなみに窓の外は四ツ橋筋なので、障子を開けると前のビルの人と目が合いそうな勢い。
今日はここから1歩も出ずに、明日の朝までゆっくりする予定なので、室内を居心地よく設定する。
事前にお願いしていたDVDプレイやーは室内にすでに設置してすぐ使える状態になっていた。
そして加湿器もお願いしたらこちらもすぐに持って生きていただけてスイッチオン。
さらに晩御飯は人生初のルームサービス。外に行けばいろいろ安い店もあるのだけど、今日は外に出ないと決めて、ハンバーガーをお願いした。
ちなみに、ここのルームサービスにはたこ焼きもあるのね。
ほかのメニューは料理の内容説明が書いてあるのに、たこ焼きだけ「大阪名物」って書いてあるのにちょっと笑ってしまった。
そして到着したのがこちら。
これで3,800円(税・サ別)だったかな。
かわいらしい女性が2人で持ってきてくれた。
ちょっとぬるかったけれど、お肉の味がしっかりしてておいしかった。
食事をしながらテレビ観戦。
((。´・ω・)ん? なせか画像が横向きで修正できない。
あとはゲームしたりネットしたりゴロゴロしたりで1日のんびり過ごせた。
まだ、カード発行前なので付帯サービスは特になし。
翌朝11時頃チェックアウトして会社に行きました。
旅の持ち物
そういえばこれは旅ブログだった。
少し旅らしいことも書いてみよう。
まずは荷物編。
荷物はとにかく少なくしたい派なので最低限必要なものを書き出してみた。
<小さなカバンに入れるもの>
・パスポート
・財布(現金+クレジットカード2枚)
・現地のお金入れる用ポーチ
・スマホ(2台)
・充電ケーブル(2本)
・予備バッテリー(1個)
・変換プラグ
・ハンカチ
・ウェットティッシュ
・メモ帳
・ペン
・保険証書
<大きなカバンに入れるもの>
衣類
・Tシャツorカットソー(3枚)
・楽なワンピース(1枚)
・下着類(3セット)
・靴下 (3足)
・寝る用Tシャツ(1枚)
・ユニクロウルトラライトダウン (1枚)
身づくろい用
・日焼け止め兼下地クリーム
・ファンデーション
・アイライナー
・マスカラ
・洗顔料
・化粧水
・シャンプー&リンス
・ヘアブラシ
その他衛生用品
・マスク(5枚くらい)
・使い捨てスリッパ
・使い捨てカイロ(冬のみ)
・洗濯用洗剤
・胃薬&頭痛薬
・綿棒
以上。
パッキングすると大体こんな感じ。
これで10日分。
あとはお土産入れる用のエコバッグ。
服装にこだわりないのでこんなものかな。
スマホやバッテリーが増えた代わりにガイドブックを持たなくなった。
最低限の情報はメモ帳に記載しているし最悪現地のインフォメーションで地図ももらえる。(僻地にはいかない)
大きいスーツケースを運んでくれる人がいたらもう少しおしゃれしたりもしたいんだけどな。
ずっと同じではない ということ
朝から腰が痛い。
昨夜の深酒が原因だ。
健康診断の結果はまだ出ていないけれど、最近お酒を飲みすぎると翌日背中から腰に掛けてがめっちゃ痛くなる。
肝臓とか腎臓とかの内臓疾患でよくある症状らしいので、最近はあまり飲みにいかないようにしている。
けれど、昨夜はどうしても行っておきたくて某お店に行ってきた。
歓楽街の雑居ビルにある小さなバー。
私より2歳年下の通風持ちの男性がやってる酔っ払いの巣窟。
フードメニューも充実していてパスタやハンバーグなんかもある。
深夜3時頃までやってるので残業後にちょっと寄ってリセットするのにちょうど良いお店。
そのお店が今月で閉店してしまうことになった。
本当に閉めちゃうまではあと2週間ほどあるからかお店は落ち着いていて、二人でくだらない話して、最後に一緒に写真撮って握手して帰ってきた。
一夜明けて今、何となくぼんやりしてる。
いつでも扉が開いていて、くだらない話聞いてくれて、明日も頑張ってって送り出してくれる。
そんなのあたりまえだと思っていたのに、そんな場所がどんどんなくなってしまう。
いつも頼ってた
このまま私が立ち寄れるお店がなくなってしまったらどうしよう。
孤独がどんどん近づいてくる。
そんな不安に駆られた夜だった。
しんみり。