大田王 2014ジゴワット
知っている人は知っている。
1990年代後半、大阪小劇場界のスター3人が集まってとにかくアホな事をやりまくるという企画。
田王、そして大田王。
その大田王が15年ぶりに復活するとなったら、見ないわけにはいかない。
無理やり仕事を片づけて、京都からマッハでABCホールへ。
2日目7/17と楽日7/21の2ステを鑑賞。
会場に入った途端に耳に入ってきたのは「ピーボン音頭」。
懐かしすぎて涙が出そうになった。
当時垂水駅で久保田さんをよく見かけていたにもかかわらず恥ずかしくて一言も声をかけられなかったことを思い出した。
最初の観劇はXA列。なんと最前列。
しかも今回のホールは、広さも十分快適なシート。
仕事で座りすぎて腰痛満開の今の私は、出演者はじめ、関係者のみなさんが年をとり、まあまあ大御所になってくれていることに改めて感謝した。
私のつたない文章で詳細を書いても意味がなさそうなので、備忘録的に懐かしかったもの、おもしろかったものを。(タイトルは不明)
若大将シリーズ
いまだに時々「♪たーったひとりの日暮れに、見上げるそーらの星屑」のフレーズを口ずさんでしまう。
これ、大田王の影響。
「すみちゃん」「あら、若大将」の掛け合いも健在。
Stand by Me
言わずもがなの格闘技・・・
校庭とヤシ蟹
あのキメ台詞以外、何も覚えていなかった。
木下さんの映像と三上さんの掛け合いが絶妙。
PCチャットでやりあうようになるなんて時代も変わった。
飛び出せ!昆虫君
これで土田さんをはじめて認識した。
そして、それ以降もMONOという劇団のお芝居を見る機会はなくて、土田さんのことはすっかり忘れていた。
現在は、脚本家協会の理事も務めてらっしゃるそうだが、私にとって土田さんは昆虫君の弟以外の何物でもない。
羽曳野の伊藤vs腹筋さん
これが見られただけで十分すぎるくらい満足だった。
あの羽曳野の伊藤が見られるなんて!
さらに腹筋さんのパワーマイム。
とにかくなつかし楽しかった。
と同時に時の流れをしみじみ感じさせられた。
同じ企画でも当然変わっていくのに、私だけはいまだに15年前に大田王を見たときのまま。
そんな私でも客観的に見ればどこか変わっているところがあるんだろうか。
と、そんなことをふわふわと考えてしまう観劇だった。