今更気がついたこと
最近、仕事について考えること。
仕事ってそれほど大切じゃないんじゃないかと、今更気付いた。。。
ここ数年ずーっと悩んでいたのだけど、最近やっと割り切れるようになってきたので今の気付きを記しておこうと思う。
これまでの私は、賃金をもらっているから、仕事だから、ありとあらゆることよりも仕事を最優先してきた。
特にこの3年程は、月100時間前後の残業&休日出勤は当たり前(毎月ではないけど)。
あまり仕事のできない若手のフォローも常態化して、視力の急速な低下、腰痛、睡眠不足が慢性的な状態。
最終的には、家は散らかり冷蔵庫は空っぽで食事は深夜のコンビニor定食屋さんで外食。体だけではなく心もちょっと病み始めて、深夜3時ごろの自宅で毎日泣いていた。
こんなことをずっと続けて、最終的には結婚もできず家族もいなくなって一人ぼっちで死んでいくんだなぁと毎日毎日毎日毎日考えながら過ごしてた。
そんな生活が続いていたある日のこと。
一応大企業と呼ばれる規模の会社に勤めてはいるので、キャリア面談や中間面談などは充実している。そこでボスにそ「今、辛い」ということを伝えてみた。
その時の答えは、
「会社でのキャリアの話をしているのだから、それ以外は面談で話すべきことではない」
「自分の将来のことではなく、今の部署・今の会社で何ができるかを考えろ」
「結婚とか親の介護などは問題が起こってから考えろ」
ここまではっきり言われたわけではないけど、私にはそう聞こえるような内容だった。
まともな生活を送っている人にとっては当たり前のことなのかもしれないけど、その時初めて気がついた。
会社にとっては事業の成長にかかわること以外はどうでもよいことなのだ
私が死ぬときに「幸せな一生だったな」と思うかどうかなんて会社にはどうでもいいことだ。
今更気付いたの?と言われるかもしれないけど、うん、今更気付いた。
1年に1回、今年達成すべき目標をコミットし、それを達成するために仕事をこなし、達成できなかったらまずい!と全力で目標を達成することを目指してきたけど、
それは私が幸せになるためにやっていることではなく、会社が業績を上げるためにやっていることにすぎない。
では、私にとって会社が業績を上げるとどんないいことがあるのか?
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いろいろ考えたけど、「ボーナスがもらえる」くらいしか思いつかなかった。
自分の健康や趣味や食事や睡眠時間を差し出す代わりにもらえるものはわずかなお金。
たったそれだけ。
貧しい人生を送っているのだな。私は。
ということで、今年度もあと少ししかないけれど、一度「目標達成にとらわれない」かたちで自分がどんなふうに仕事ができるのか、もう少し考えてみたいと思う。