ベルリンとアートをめぐる旅その9 コルヴィッツとの出会い
2017.7.15. 6日目
ドルトムント中央駅からは鈍行で約30分。片道15ユーロ程度。
今回の目的の一つでもあるミュンスター彫刻プロジェクトへ。
まずは町を散策。
あいにくのお天気だったけど、町並みは本当にきれい。
大聖堂の前の広場には市が立っていて、街の人でにぎわってた。
作品そっちのけでお店を冷やかす。
チーズ屋さんとか
お肉屋さんとか、
オリーブ屋さんに、
スパイス屋さん。
ほかにも、その場で飲めるワインショップやカフェなんかもあっていい感じの賑わい。
ついでに大聖堂の中も拝見。シンプルだけど素敵なステンドグラス。
きれいだったー。
そして街の中を作品を観つつ散策。
ミュンスターは自転車用の道路がすごく整備されていて、本当だったら自転車で回るのが良さそうなのだが、残念ながら私は自転車があまり得意ではない。。ということで、見て回れる範囲をぼちぼち歩いてみて回る。
しかし、勝手がわからぬ一人旅。歩き疲れて早々にホテルに戻ることを決意。
なにしにはるばるここまで来たんだろうと思いながらとぼとぼと帰路についた。
とそこでふと目に留まった小さな教会。
何となくふらっと立ち寄ってみるとこんな看板が。
ケーテ・コルヴィッツって書いてある!!
しかもEINTRITT FREI(入場無料)やって。
ベルリンではボスと同僚に遠慮してコルヴィッツ美術館行けなかったのだけどこんなところで出会えるなんて。
しかも写真の自由に撮っていいよーとのこと。疲れた体を教会内ので癒しつつ彼女の彫刻やスケッチをずーっと眺めて過ごした。
Lotta Blokkerという作家の方の作品も並んで展示。彼女も母親として作家として活動している方らしい。コルヴィッツと比べるとちょっと生々しい感じの作品。
やっぱりコルヴィッツの方が好きだなーと思いつつ町中の小さな教会で、「今」の作家がコルヴィッツをモチーフに本人の作品と一緒に展覧会を開くなんて日本ではあんまりないんじゃないかな。。と思いつつ教会を後にした。