Klangwolke2013 -8日目 2013.9.7.
シュタイヤーの朝。
ホテルの周辺、川沿いは濃い霧に包まれている。
せっかくなので街を散策。
ホテル横の端には、こんな像が。
街もいい雰囲気。
この写真の左側の道をのんびり歩いて、広場に向かう。
つもりだったんだけど、
道の向こうの方からウォー!と叫ぶ声。
ハーロー!ウォー!◎※▼★□×…?!
と、お酒かお薬かわからないけど明らかに酔っぱらった声が近づいてくる。
ちょっと先を見ると、ふらふらの若者3人組がこっちに向かって歩いている。
うーん、こういう時は逃げるに限るよね。
後で聞いたら、前日にオーストリアvsドイツのサッカーの試合があったらしく、そのせいで酔っ払いが多かったのかもしれないとのこと。
仕方がないのでホテルに戻って朝ごはん。
同僚と合流して朝食。
ここの朝食はクリームチーズの種類が豊富。ハーブやフルーツの風味が効いていて美味しかった。
そして、出発前に散策再び。
ここでも広場では市が立っていた。
そして、戻るころには霧も晴れてさわやかな景色。
ホテルをチェックアウトして、再びリンツへ。
ここから2泊はリンツ泊。
ホテルは、イビススタイル・リンツ。
JTBで1泊18,000円。
同僚と同じホテルにしようと思い、お願いしたのだけど、やっぱりJTBだと高いなー。
去年は、もっと中心地で7.000円ほどで泊まれたのに。。。
中心地とは逆方向で少し外れているけれど、中央駅からトラム(Strassenbahn)の1番か2番ですぐ。
トラムは、3番の路線まであるけれど、3番だけはホテルの近くに止まらないので要注意。と、思っていたのに何度も3番のトラムに乗ってしまった。
ホテルの雰囲気はこんな感じ。
お庭にはプールもあるしなかなか快適。
で、かなり出遅れたけれどフェスティバル。
新大聖堂のインスタレーション。
OKでのサイバーアーツ2013の展示。
どれもこれも面白かったが、非言語の展示を言語化できるほどの知識も能力もないのが残念。
お昼に休憩した後は、今年のフィーチャーアーティスト、H.R.ギーガーさんの展示。
あまりよく知らなかったんだけど、映画「エイリアン」シリーズのエイリアンデザインをした人だそう。
今回のフェスティバルのテーマ(TOTAL RECALL)と同関連しているのかわからなかったけど、パスがあれば無料で見られるので、レンスト美術館に行ってみた。
で、こわーいエイリアンの絵がたくさん展示されているのかと思っていたら、全然違った!!
こちらもうまく表現できないけれど、エログロテスクでインパクト強すぎ。これまでのほかの展示の印象が全部吹っ飛んでしまった。
生と性が生々しく描写されていて、絵から目が離せない。
彼の頭の中はどんなふうになっているんだろ、幼少のころからどんな経験をしてきたんだろ。
スイスには彼の美術館もあるらしいので、いつか行ってみたい。
ギーガーさんのインパクトにやられてフラフラになりながら、次はドナウパークへ。
夕暮れが迫るころには、すごい人が集まってきた。
今日は、フェスティバルのメインイベント、Klangwolke。
フェスティバルの参加者はもちろん、老若男女市民もたくさん集まってみんなで楽しむイベントなのだ。
今回のテーマは、「Bruckner Lebt!」ブルックナーは生きている。
もう一つ「Wir sind Bruckner!」僕たちみんなブルックナーだ!というテーマもある。
こちらも言語化するのがすっごく難しいが、ブルックナーの生涯をステージ×音楽×花火やレーザーで表現。
それを同時に映像化してスクリーンに投影するというもの。
リアルタイムっであれだけの映像を組み合わせて加工するってすごい技術なんだろうな。
しかも、リンツ市民が愛しているブルックナーの生涯が再現されるっていうのは、すごく面白い。
さらに、スマートフォンのアプリを利用して、音楽を奏で、みんなでオーケストラになろう!という参加型の要素も組み込まれている。
このスマホの企画。すっごく面白い取り組みだと思うけど子供やお年寄りには少し難しかったかも。
しかも告知がドイツ語のみであまり十分にできていなかったようで、私たちも現地で始まる前に慌ててアプリをダウンロードした。
回線も込み合っていてダウンロードできない人も多かったみたいだし、もうすこし事前告知を徹底して、アプリ以外でも楽しめるツールを用意できていれば、広場全体に音楽が響き渡って、楽しいものになっていたかも。。
イベントは、20時半ごろ始まって、22時ごろ終了。
ここから朝までいろんなイベントがあるのだけれど、歩き回って疲労困憊。
なので、本日はこれにてホテルへ。
この日は、同僚たちとの最後の夜。
展示にイベントにと歩き回ってゆっくり食事を楽しむ暇もなかったので、ホテルのテラスでビールを一杯飲んで、就寝。